現実と夢
丸々とした記憶が鮮明過ぎて、怖くて、怖気づいて、
遠くにいるから何を信じていいか時々分からなくなって、
それでも掴み付けられると思ってしまう自分のかよわさに、
ちょっと安堵していたり、その強さに結局惹かれたりして、
本当は凄い弱いのに、前を向き続ける。それはお互い一緒。
煌びやかに見える景色に憧れてみて、
見つめる現実はそんなに簡単ではなく、理想ばっかりつきつけられて、
弱いから補強しあう。言ってしまえば簡単に崩れる。
あの頃の名残なんていらない。 と、強がってみて、幸せなお互いを思い返す。
こんな出来上がったストーリーの中で、見つめ続けられるという儚さは、
私達にどんな照らし合わせ方が待っているのだろう。